夢を記録する
地震のあとは、夢をみなかった。
そもそもろくに寝られなかった。
地震の2週間後、久しぶりに夢をみた。
亡くなった母が、旅館みたいな部屋の中、浴衣すがたで
わたしの知らないふたりのおばさんと寛いでいた。
わたしが、「こんなとき何してるの?」というと
「こっちもいろいろあってさ」と何か意味ありげな表情で
言った。そこで夢は終わって、目が覚めたとき、
不思議と幸福感があった。
でもそれは一瞬で終わって、またすぐに現実を思い出して苦しく
なったけど、地震以来はじめて、少しだけ暖かい気持ちになった。
あたし、大丈夫かもしれない、と思った。
おとといの朝みた夢では、アソウさんという実在の、でも
何年も会ってない友人に、飛行機のチケットを頼んでいたのに、
キャンセルしてしまって、その後をしきりに気にするというもの。
今朝の夢は、いろいろな種類と大きさの魚を、ちょうどいい
大きさの箱に詰めたいのに、ふさわしい箱がなくて四苦八苦していた。