眠れなくて

明け方猫のナナオが騒ぐので目を覚ました。
エサをやったあとすぐ布団に入ったけれど
一向に眠れず、アレコレ考えているうち、
阪神監督N村さんのことに行き着いた。

魔性のものに魅入られたとき、人はどれだけ
正気を保てるのかと。
気がついたときには、すべてをからめ取られて
しまい、もはや、逃れるには遅すぎたのでは
ないか。

それを悟ったときの彼の気持ちを思うと、
暗澹たる気持ちになる。
真の意味での、人生の落とし穴だっただろうから。

ワイドショーではしきりと夫婦たるもの
なんで妻のしていることをわからなかったのか
なんて言ってるけれども、彼らも、本音は
どうだろう。
結婚というものは、まったく厄介なんだから。

人の道、夫婦の道とやらを誰もが貫くなら、
この世は、別のものになっているだろう。
理不尽なことのほうが多いのが、多くの人の人生
なのでは。

自らを月見草などと言う人が、派手なイタリア
ブランドの服を着ていたのを、今さらながら
思い出す。