デジャヴ

まだ後頭部が重くてつらいけど、頑張ってデッサン教室に行く。
石膏デッサン。
おもしろい。

終わって、たまたまエレベーターで一緒になった教室の50代
くらいの女性と、駅構内まで歩く。
先生はこのカルチャーで15年くらいやっていて、生徒さんで
長い人は10年以上受講しているそうだ。当の彼女も、7年
だって。辞める人はさくさく辞め、残る人はとことんなんだね。
なんでもそうだけどさ。
去年はみんなでフランスまで旅行したとか。

前回教室に入って先生を見て、すぐ思ったのが高校の現国の先生
で、近所に住んでいたN先生のこと。
大好きだったし、教育実習ではすごいお世話になったのに、
わたしが社会人になってまもなく、彼は突然亡くなってしまった。
そのN先生に、このアーティストの先生は、顔やたたずまいが、
とてもよく似ているのだ。
それと、一緒に入った若い女性のひとりが、所沢のN江ちゃんに
似ている。
デジャヴ感がうれしいお教室なの。

きょう、先生はなぜかご機嫌うるわしい。
「いや〜、あしたカルチャーってわかってたんだけど、集中して
絵を描いてて気づいたら夜中の3時だよ。12時間ぶっ続け。
好きなことやってると、楽しくってねぇ」って。
前回のような毒舌はあんまりなくって、ちょっとつまんなかった
かな。

先輩によれば、「アーティストだからさ、難しいのよ」
とのこと。

その人と駅の上りエスカレーターに乗ったとき。
わたしの前に、かっこいいお姉ちゃん。
ヒップハンガーだかヒップボーンだか(今もこの言葉使う?)の
パンツの後ろのへりから薄い紙が下がっているの。ティッシュ
より厚い、真っ白の20センチ四方くらいの紙。よく見ると、
端っこに、水の丸いしみ。
なんだろなんだろ。これもおしゃれなわけ?
ナゾ。