古本を売る

きのうの続き。
ビデオを借りる前に、古本屋に文庫本約30冊と単行本3冊、
売りに行ったの。うちの激近くに、昔ながらの古本屋さん(A)
と、このごろチェーン展開してる新しいタイプの店(B)とが
あって、売ろうとするたび、真剣に迷ってる。

今回は迷わず、A店に行った。前回、ある国の関係本をまとめて
持って行き、高価買入れしてくれたからなんだけど。
今回はおもに早川のミステリ、SFで、美本。
単行本は須賀敦子さん。

わたしは内心、1500円〜2000円を目論んでいた。
ところが、わずかな時間で、わっかいお兄ちゃんが、
「1000円ですね」だと。
彼が説明を始める。「早川のこの辺は、だぶってるんですよね。
カート・ヴォネガット・ジュニアはおもしろいんですけど」
思わず、もう一声、のつもりで、須賀さんはどうですか?
と聞くと、エッセイだし・・・と曖昧な答え。
エッセイって安いんだっけ?
なんか言ってやろうと思って、「全集が出たからですね」
なんて負け惜しみを言ってみた。もちろん意味なかった。

荷物をまとめてB店に行くのも面倒なので、
「それでいいです。」と言ったのだった。
だいいち、B店がもっと安かったとしたら、どうにも
しょうがないし。
カート〜がおもしろいというセリフは、内容ではなくて、
商品としておもしろいという意味で彼が言ったのも、
なんとなく、カチンときていた。

次回はB店で、マニュアル通りさっくり判定してもらうつもり。
わたしのように御託が多いタイプは、その方がいい。