虹のねもと

料理の服部学園服部幸應さんが校長先生の料理学校)
の学園祭。関係者が知り合いなので、もーちゃんとふたり、
出かけて行った。
お楽しみは、レストラン。なんと2時間待ち。
 ・魚のポワレ 貝のジュースのソース
 ・牛リブロースの塩包み焼き
 ・やわらかいチョコレートケーキ、バニラアイス添え
これに赤ワインとパンのサービスがついて。
若いお嬢さんやお兄さんたちがお給仕をしてくれる。
お魚もお肉もおいしかったけど、それより印象的だったのは、
付け合わせの赤玉ねぎとニンニクの丸揚げ。
この頃は、丸揚げが流行りなのかな。
 
話し変わって。
会社のトイレから見える景色がなかなかいい。
あの辺は土地の高低が高いのか、たったの4階なのに、新宿の
超高層ビル街がよ〜く見える。天気がいいと、羽田発着の
飛行機が豆粒状に見えたりする。

ビルのかたまりの最も左に見える鉛筆型のビルが、代々木の
NTTドコモのビル(ケータイで造ったお城だね)だと
わかった時は、けっこうびっくりした。なぜって、
今わたしがいる中野の端から見れば、新宿の右側が
代々木だと思っているからね。アタマの中の勝手な地図で。

でも、あのビルが代々木にあるとわかったとき、すぐに
星座のことを思ったの。オリオン座でも白鳥座でもなんでも、
それぞれの星の遠近でなく、地球からの見え方でしょ?
なんだっけ、なんとかさんの法則。ドップラー?ケブラー?
だっけ?け?(知ってる人は、是非教えてください!)
とにかく、それと同じだと思ってさ。

しかも、その代々木のビルのさらに左に東京タワーが見えるの。
それもなんだか違和感があって。感じとしては、麹町あたり
なんだよね。
地理感覚の基本が山の手線、という弊害ですね。

で、服部学園に行く道に、突然みたいに、あのNTTのビルが
そびえたってた。それは、香港のとある高層住宅の根元が確認
できなかったのとは著しい差で、くっきりと、根元そのもの
から確認できたんだよ。

それは昔、虹の根元を見たのに、少し似ていた。
例によって大げさかもしんないけどさ。
少し前、朝日新聞のコラムで、虹の根元を追いかける話が
載ってて。確かに、見つけられないものの代名詞みたいな
ものだと、わたしも思っていたけど、高校のとき、
川のほとりの家に引っ越して、ほんの1ヶ月くらいで、
自分ちの前に虹の端があるのを見たの。

虹は川と川を跨ぐって聞いてたけれど、本当にそうなんだと
思った。
家の前の川の向こう側には、川の水を農業用水に分ける装置が
あって、そこから、おそらく町の反対側を流れる川まで届いて
いたであろう、大きな虹が立っていたんだから。

今でも、夕方、さーっと雨が降ったあとに西日が差すと、
虹を捜す。
けっこうな割合で、見ることができるよ。
根元を捜すのは、都会では難しいと思うけど。
みなさんもやってみて。