他愛もなし

きょうは日曜日だけど、締め前なので、出勤。
会社に向かう道の途中で(住宅街)、いつもは
犬小屋で寝ている大きな茶色の犬が、小屋の前に
出て、すっくと立っていた。
ちと恐いなと思った途端に頭に浮かんだのが、

垂乳根の母がつりたる青がやをすがしといねつたるみたれども

だったの。確か斉藤茂吉だったよね。どこか間違えてたら
ごめんなさい。
彼(犬のことよ)の耳もまぶたも口元もどろりと垂れてた
から、「垂乳根〜」を連想した気がする。
そうこうしてるうち、犬の前は通り過ぎ、ほっとしつつも、
中学のとき教科書に載ってたんだったな〜とか思った。
で、もうひとつ、

あんこうの骨まで凍ててぶちきらる

というのも浮かんできた。
えーと他にはなんだったっけ・・・と思ってるうち、
会社が近づき、もう短歌も俳句も頭から消えちゃった。
そんな他愛もない朝。