定年退職

I村さんが、定年退職で、きょうが最終日だった。
何ヶ所かの職場で退職に何回も立ちあったけど(自分のも含めて)
定年退職の人のは初めて。
どんな気持ちか、想像できない。晴れ晴れかな、物足りないかな。
わたしはたった2年のつきあいだけれど、よく文庫本を貸して
いただいたり、熱烈レッズファンの彼女とサッカーの話もよく
した。それに、控えめだけれど実は、ここで一番仕事に精通して
いた人なので、あの才女のF田さんも、これからのことを不安
がっていた。

締日のため9時にようやく仕事が終わり、それからお疲れ様
でした、のセレモニー。わたしは、ぐっときてしまい、涙を
止められず。
感謝の言葉の係長も、記念品贈呈のF田さんも、胸がいっぱい
の様子。なかなか言葉が出てこない。みんな、しんみり・・・。

そのあと、近くの居酒屋で11時過ぎまで盛り上がった。
I村さんは英語をやっているので、自ずと、習い事の話に。
わたしがこの頃空手とゴスペルやってることも、I村さんが
ばらしちゃったんで、どっちも当分やめられないや。
係長とH川さんは、1年続けたら誉めてやる、なんて言うしさ。

お店を出たところで、わたしがI村さんに個人的な挨拶をして
いると、おかまいなしのNさんが割り込んできたため、最後を
決められず、憤慨。なぜ待てない!?