サプライズ・パーティー

きょうは燃えないゴミの日。わたしは、どうしても
あの自転車が気になっていた。そこで、先日ゴミ袋
に放り込んだ、なくなったはずの自転車のカギを
袋の底の底から、拾い出した。
そしてゴミを捨てに行くという夫に、例の自転車
のカギを試してほしい、と頼んだ。

夫によれば、12月くらいからそこにあったという。
なくなってから、2年半くらい経っている。
管理人さんに処分されたのではなく、盗難に遭って
いた、ということなのか。そして、盗んだ人は
唐突に返してきた、ということ?

結局、カギはぴったりと合った。夫は、とりあえず
駐輪場に移動させた。
わたしは、買わなくてもいい自転車を買ったんだ〜。

数日前T村さんが、係長の誕生日のサプライズ
パーティーを企画。T野さんU野さんを誘い、
すてきなリースやクラッカーなどのグッズも準備して
残業のあと、ばたばたと会場に向かう。係長が最後に
登場するのを理想としていたけれども、8時半まで
来ないので、わたしたちは、ドキドキだった。
9時前、彼女からT村さんに電話。どうやら
キャンセルしたかったらしいところを、強引に
押し切って、来てもらうことに。

9時15分、ようやく到着。クラッカーを鳴らして
歓迎。お誕生日おめでとう!とみんなで祝うが
なんだか様子がおかしい。
わたしたちの係が、存続の危機に陥ってるという
のだ。組織変更に伴い、リーダークラスの3人を
異動させるとか。これは社員だパートだ、の区別の
ない話らしい。U野さんは「わたしは異動するのなら
会社を辞める」などと言い出す。彼女は可能性
あるもんね。
そんなことで、係長は、サプライズパーティー
楽しむ気持ちの余裕はなかったのだろう。11時
には帰って行った。