江ノ島はわたしの癒しの場所

係長と江ノ島に行く。天気予報がいい方にはずれ、申し分
のない上天気。
行きのロマンスカーからビールにおつまみで充分に
オヤジだ。

江ノ島では、エスカーに乗り、神社や植物園や奥宮を経て、
島の向こう側まで行き、いつもの富士見亭でさざえなど
食べながら、だらだらする。

わたしはもう、これを何回やってるかな。

柔らかい午後の太陽が波をキラキラ輝かせる。トンビが
ピーヒョロと鳴いて、風に乗って旋回する。漁船が沖を
進んでいく。富士山が時々見える。

平日の午後だもの、何時間も粘ってしまう。
お客さんたちも、幸せそうだ。5時を廻り、すっかりいい
気分。
岩場に降り、満ちてくる波をしばらく眺める。

これで、江ノ島の幸せな一日のスケジュールは、終了。

もと来た道を辿るけれど、登りが厳しくて息が上がる。
ようやく駅へ。するとロマンスカーは行ったばかり。
仕方ない、行き当たりばったりだから、こういうこともある。
急行に乗ると、ふたりとも爆睡。あしたはきっと筋肉痛。

きのうから、歯茎が腫れている。けさからは小康状態だった
のに、新宿に着いたら、今度は体がゾクゾクする。
歯茎の腫れも風邪からきたのかと思い、風邪薬を買い、帰宅。

留守電に、妹から、父が入院したと入っていた。あわてて
電話してみると、大したことなさそう、とのこと。
でも、父にも母にも妹にも後ろめたい。
気力なく、風邪薬を飲んで、寝る。