冷戦終結

午後遅く、カトウさんの怒りが溶けたらしく、突如、カトウさんから
ウラノさんに歩み寄りが計られた。
いつものように、傍若無人にウラノさんを指名して、疑問を投げていた。

わたしはこっそり、前のヨシダさんに「仲直りしたみたいだね?」と
聞くと、「どうなんでしょ、オトナの対応ってこと???」とのこと。

そのカトウさんの意向で、8時まで残業になった。あしたは3人休み
なので、下準備が必要、というのだけど・・・。
わたしには、無意味に思われる。あしたのことはあしたやればいいん
じゃあ?そんなことをしていたら、きりがないもの。

で、またまたヨシダさんと筆談。「エンドレス?」
すると、「カトウさん待ち」というお返事が。

8時、ぐったり疲れて、ウラノさんと帰る。誘われるまま飲みに。
わたしも彼女も、あしたはお休みなので。

帰宅すると、夫はわたしの会社の前にあるイタリアンレストランで
食事をしてきたとか。オーナーシェフは、偶然、夫の知り合いだ。
彼は、2年ほど前、店をオープンするとき、わたしたちの会社が引っ越す
なんて知らなかった、2年間、どう持ちこたえようか、心配していた
そうだ。

そのお店だけではない。
つい先日オープンしたばかりのお好み焼き屋さん、雑貨屋さん、
繁盛していたコンビニ、中華屋さん・・・
みんな大きな影響を受けるだろう。げんに、隣りにあったレンタル
ビデオ屋さんを会社が買収したため、先日閉店。それで、雑貨屋さんが、
はっきり影響を受けているらしい。