秩父夜祭り

秩父夜祭り。隣りの係に行ってしまったO係長のご実家が秩父
にあり、一泊泊まりで招待されたので。

5時過ぎ、池袋発のレッドアロー号に乗る。入間市を過ぎた
あたりで、係長のお仲間で、今夜いろいろ企画している男性
が顔を見せにきてくれる。

秩父に着くと、さっきの男性がまたやってきて、お仲間の席
に連れて行ってくれて、合流。軽くご挨拶して、ふとその後ろ
の席に目をやるとなんと、前の会社の後輩、T橋くんが、いた!

わたしのパーティーの常連。思わずお互いぎょぎょっとして、
あとは近況など話す。
夜祭りには毎年来て、写真を撮っているとか。びっくり。
わたしは初めてなので、ちょっと聞いてみると、
「6つの山車が町内を練り歩くんだけど、山車に乗ってる若い
あんちゃんがおもしろんだ」とのこと。

電車を降りると、また数人の人々と合流。さらに、駅そばの
居酒屋で係長たちと合流。すでに5時から飲んでるらしく
しっかり出来上がっていて、「飲んだヤツが勝ちなんだよっ」
とすごむので、勢いに圧倒され逆に醒めてしまう。
けど、そのうち、お店の人が「中町来たよ〜」と教えてくれる。
通りは黒山の人だかり。四つ角に、中町の山車がやってきて、
方向を変える。車輪の下に、丸太を敷き入れ、梃子の原理で
持ち上げ方向を変えるんだね。片側を入れるあたりで、前後の
高さがガガっと変わって、屋根の上にいる人たちが揺れるので、
見物人は大騒ぎ。

でもそこにかわいそうな人がひとりいる。若いお巡りさんだ。
山車と逆のこちら側に向き、「この先には行けません!」を
連呼。
どうやらこの先、駅にすぐ行けるらしいのに、通行止めらしく
駅に行きたい人がときどき大変な文句を付けるので、そのたび
騒然となる。
いやな仕事だなぁ。新人に押しつけてるんだなぁ。

そこに9時半くらいまでいて、花火が盛大に上がるなか、係長
のご実家に向かう。これがまた、ご立派。総勢10人ほどで
おじゃまするけど、豪邸に、びっくり。気さくなご両親が
みんなを歓迎してくれる。大変なお料理責めだ。

このあたりでわたしも、係長たちに酔いっぷりが接近してくる。
小一時間ほどすると、電車で帰宅する人たちが帰り、4人になる。
公園に行くと、六台の山車が勢揃い。

これはいい眺めだった。じっくり拝見してから、係長宅に戻る。
それから朝4時まで、宴会。前の道を山車が通るときは、飛び
出して行って、ずっと下まで付き従った。T橋くんの言うとおり、
中に乗って提灯を振り回す役の若い衆がおもしろかった。花形
なんだろうね、「どうだ!」とばかりに山車から身を乗り出し
提灯を左右に振る。顔も派手な人が多かったみたいだ。

寝た頃のことは記憶にない。
起きてあとも、二日酔いで大変だった。バーバラさんが10時
ごろ帰りわたしはそのあと起き出したけど、気持ち悪くて
すんごい大変だった。
でも係長はまたビールだって。うっぷぷ。
二階の和室のコタツで激しく降る雨を見ながらごろごろし、
だらだらおしゃべり。40代のオンナふたり。ふ〜っっ。

そう言えばなんか夕べ不穏なこと聞いた気がし、確認してみると、
ヨシダさんに続いてまたひとり社員が異動とか。あ〜、空耳じゃ
なかったんだ〜。わたしたちの係は、空中分解するのか?

5時過ぎ、お赤飯、煮物、などなどずっしり持たせていただき、
レッドアローに乗る。

なんとさらに缶ビールまで持たされ・・・。わたしはもう
アルコールどころか、食べることもできず。7時過ぎようやく
帰宅。
ぐったり。10時過ぎ、布団に入るけど、心臓がドキドキして、
夜中まで眠れず。