観音山に行く

30日の日曜日に群馬に帰ったら、桜じゃなく梅が満開
だった。
1日、母が「高崎の観音山に行こう」と言いだした。
朝から銀行と郵便局と市役所と社会保険事務所を妹Aの運転
で駆けめぐり、観音山に向かったのは、もう4時を過ぎて
いた。
途中、山の中腹の通りの片側の桜が、ずらっと満開だった!
クルマの中でみんなで歓声をあげ、拍手する。

クルマの中はユーミンの昔CDがかかって、わたしと
妹はカラオケ状態。歌詞が危うくてハミングでごまかすと
すかさず甥っ子から「ふんふん言ってヘンだよっ!」と
つっこみが入る。そういえば、かなり前のことだけれど
友人の結婚式でユーミンの「チャイニーズ・スープ」を
歌って、あとになって、ほかの人から「よく、あの歌を
選んだね」と言われたことも思い出す。それをうっかり
口走ったら甥っ子から、今度は「どうしてどうして」攻撃
だ。あわわ。

観音山は、山頂に高さ40メートルほどの白衣観音がたって
いて、ちょっとした観光スポットになっている。地元では、
デートの定番スポット。でも、観音様に嫉妬されてその
カップルは必ず別れる、なんて言われていたっけ。
そんなこと何年も忘れていたなぁ。
妹もわたしも思い当たる節があり、ふたりしばらく黙り込
んだりして。

母は子どもの頃、おじいさんに連れられて、見物した
思い出を話した。その頃、建立されたもののようだ。
観音様の正面足下から、見上げてみる。
お腹のあたりのお経を持った手がせり出した上方に、
うつむき気味の観音様のお顔がこちらを見下ろす。
おもしろい。

胎内巡りということで、中に入り、肩あたりまで階段を
登り詰める。春霞のため、上毛三山は見えず、少し残念。
クルマで高崎駅まで送ってもらう。妹Aと甥は4日に大阪
に帰る。いろいろ片づいて、よかった。ごくろうさま
でした。

きょうはもーちゃんとお花見のつもりだったけれど
大雨のため断念。雨もこれくらいしっかり降ると、いっそ
心地よい。お花見はあしたひとりで?