わくわく同窓会〜時の螺旋を横っ飛び?〜

同窓会の会場に行ったら、たくさんの人が、
「誰?あ〜、わかった、○○さんだ(旧姓)」と言ったよ。
当時は分厚い近視の眼鏡をかけ、量の多い髪を伸ばし
放題だったので、「いつ髪を切ったの?」なんて、不思議
な質問もされた。

同窓会に出てくる人たちは、とりあえずうまくいっている人
たちなんだ、と改めて納得した。

子どもは大学生でアメリカに留学してるとか、自分の話でも、
半年だけ添乗員の仕事をしてる主婦とか、余裕あるんだ
な。

私が会いたかったふたりの男子も来ていて、最後は彼等と
あとひとりとあわせて4人で、絵に描いたような渋いスナック
で3次会までやって、夜中1時すぎ、実家まで送ってもらって、
かなりご機嫌でしたわ。

悪ガキTくんは、堂々たるお腹のJRの役職に。もうひとりA
くんは仕事でヨーロッパにしょっちゅう行ってるとのこと。もう
ひとりの人は不動産関係の社長みたいだったけど、名前も
わからずじまい。

群馬のミッション校で、当時は1学年3クラス、150人しか
いなかった。
もともと男子校だったので女子は少なかった。それでも50人
くらいはいただろうに、今回参加者は、10人ほど。
学校は今は人気校になっていて、男女比が逆転している
そうだ。そして多くの人たちは子どもを学園に入れていて、
PTAになっていた。

顔も名前もわからない人が圧倒的に多くて、いかに人と
交わらない、寂しい高校時代だったかと、痛感した。
中学から入った人と高校から入った人とでは、また違う
しね。

でも今回、みんな優しかったなぁ。

次回は温泉で一泊ゴルフ付きがいいね、なんて話も出た。
せめて、メールアドレスがわかれば、また交流が復活
なんてこともあるかもしれないけど、交換することもなくて、
写真を撮ろうという人もいなくて、それが、物足りなかった。
わたしが幹事なら、どっちも、絶対やったのにな。

10年前の中学の同窓会のときは、それこそみんなと
幼稚園からのつきあいだったから、顔を見ていると、
子どもの頃の顔がばっちり浮かんできて、思い出さえも
まざまざとよみがえってきた。

その感覚が鮮烈で、数日ヘンだった。

「時間は螺旋状になっていて、隣りの線に横っ飛びでき
るんだよ」なんて言っていた。

今回はそんなことはなさそう。

一次会の終わりに校歌を歌った。
普通ならかなりこっぱずかしいでしょ?
それが、ぜんぜん平気なのよ。
それは、おもしろかった。