オフ会

最初に行ったオフ会が何年前だか、もう思いだせない。
そのときも、2回目のプチオフもなかなか緊張していた。

カノカノさんも、オフ会はいつも緊張してあまり食べられないと
言ったのでいきなり安心したな〜。
な〜んだ、みんな、そうっだったんだ。
今回はさすがに少し慣れて、みんなの顔が直視できたみたい。
ののさんとは初対面とは思えず。
月乃さんは、今回、お話できて嬉しかった。
りくりさんとは、フィギュア話で気が済むまでおしゃべり。

カラオケで、なんでクリスマスソング唱わなかったんだろう。
やっぱりまだまだ平常心じゃなかったかも。

オフ会に行く前に、銀座で大学の先生の個展を見に行った。
先生ご本人が常駐とのことで。伺ったら、ビルの地下で広めの
リビングくらいの広さに、油彩数点。
そして、美しい先生がぽつりと椅子に座って本を読んでいらした。
今年のGW、コラージュのスクーリングでお世話になった。
わたしの作品に「ジャズが聴こえてきそう!意味ありげでなさそう
なのがいい」と言われたのが、むちゃくちゃ嬉しかったっけ。

彼女の大きな油彩は、とても明るい色で彩られた自画像。
きゃしゃな人なのに、力強いんだよ。それに、布や紙もコラージュ
してあった。なにか、色気があった。
先生とおしゃべりしていたら、いきなりお客様多数来店!
偶然に入ってきたおば様たちから、評論家?コレクター?
たちまちわたしは居場所を失ったけれど。

あのね、無人の場所に入ったら、そのあと、たくさん人が入って
くることが、実はよくあるんだ!だから、「やっぱり!」って思ったの。
誰も言ってくれないから、自己申告。

大勢の訳ありげな人たちに囲まれた彼女に会釈して、外に出たら、
銀座はもう、黄昏どき。この町もまた、祝祭の町だ。
人が皆、輝いて見えるもの。
歩行者天国になった大通りを大股で歩いて、地下鉄に乗って、
渋谷に向かった。渋谷も、好きな町。

坊主さんの「山下書店」の場所にはその昔、『ラケル』って、
茶店がなかったっけ?
それに、あの川。昔ながらだった。
少し先に寺山修司の『天井桟敷館』もあった。

昔話ばっかりだね。