神田川

2日、シラバスを熟読してみた。そして、あと何単位とれば
卒業できるのか、計算してみた。さらに調子に乗り、それから
スケジュール表も作ってみた。こんなマメなことをしたのは
初めてだけれど、もっと早くからこうしていればよかった!
去年なんか、もっともっと教養科目を取るべきだったと反省。

今年は視点を変えて、「情報基礎」「体育理論」「フランス語」
などをやってみるつもり。

3月末に、成績表が送られてきた。
民俗学」が85点だ!3日間のスクーリング後に出したレポート
が意外な好評価だったわけで、これは純粋に嬉しかった。
わたしの子どもの頃に、近所を徘徊していたおじさん「まるきん
ちゃん」と「ちゃんころりん石」という地味な伝承民話のことを
書いたのだ。苦労したけど、こういう結果になってみると気分は
晴れ晴れ。

10日、ガス給湯機が、壊れてしまった。新しいのを設置する
までお銭湯にいくことになった。お銭湯は何年ぶりかな。
駅の向こうに1件あったのを思い出し、夫と行ってみる。
「何時に出る?」なんてまるで「神田川」。先客は3人しかいなか
ったので、気兼ねなく湯船も独占だ。
家に帰ると、テレビで「神田川」特集をやっていた。
歌詞の「わたし」は女だと思い込んでいたので「ただあなたの優し
さが怖かった」は、いずねれ来る別れの予感のようなことと思って
いた。
けれども、「わたし」は男性で、デモなどやっていた学生の彼が
アパートに帰ると、同棲相手の彼女が手料理で待っているという
ギャップが「怖かった」だったというのだ。かなり衝撃だった。
解釈は自由だろうけど、まるでわかってなかったんだな〜。

翌日は会社の帰りに別のお風呂屋さんに行った。ここはサウナなど
もなく設備もシンプルで昭和そのものだった。湯船の後ろに、B5
くらいの看板が2、3枚。池袋の靴屋さんと、質屋さんだった。
先客はふたりで、一人が、子どもがサンフランシスコに住んでいる
話をしきりにしていた。

濡れ髪のすっぴんで、葉桜の千川通りをとぼとぼと歩いて帰ったよ。
近所のコンビニでビールを買ったときは、店員の人の視線を、
ちょっとだけ感じたかも。