卒業制作のこと

2010年も早2月に。卒業制作のことを書いておきたくなった。
今月中旬の3日間のスクーリングで、実質終わる。卒制展まで、そのまま
作品を大学に置いて帰ってくるのだ。

11月のスクーリングでは迷いが生じ、12月は6人の先生の、6通りの意見に
翻弄された。担当のN先生は、何かとビリジャン系のグレーを使わせたがって、
それをご自分で筆にとって試してしまうので、それはないよと顔で笑って
心で泣いた。

家での制作では、先生の意向とは別の方向に行きたくなり、わたしの
絵なんだからそれでいい!と思ったり、今は学生なんだから、ここは
先生の意見に従ったほうがいいのかといった俗な迷いで描いては消し、
消しては描いて・・・。一歩進んで二歩下がる、そんな実感の1月だった。

先日の休みの日に画面に向かっていたら、なんとなく、気が済んできつつ
あるのに気づいた。結果的に2枚描いたのもよかった。2枚目でやっと自由に
羽を伸ばせたような気がする。副論で目指した内容と異なるので卒制展には
出せないと思うけど、いつかきっと発表したいと思う。

その影響なのか、この間まであった焦りみたいなものが薄くなっている。
卒制は、単なる通過地点に過ぎないのだ。この大学生活の
集大成とか気負うから肩に力が入ったんだって、やっとわかった。
卒業式に何着ようかが今一番の関心事♪