定時で帰る

先週と打って変わって、会社はとーっても暇。
仕事取り合ったりして。
こんな日は、定時までが気が遠くなるほど長い。
何度もトイレに行って風に当たって、眠気を覚まさなけりゃ
ならない。

でも電話は多くて、例によってドタバタする。
なにしろ、一人で判断できることが情けないほど少ないので。

ここの人たちは、電話に出るのが異様に早い。
呼び出し音が1回鳴り終わる前に、必ず誰か取っている。
かけてる人がびっくりするんじゃないかね、早すぎて。

社食で、今年の新入社員を数人みかける。
新入社員って一目でわかる。コチコチだし、群れてるし、
顔がまだ学生だからかな。
バレエに夢中のS木さんてば、「地味な子ばっかりね」だって。
でも、何年かしたら、パアッと花開くみたいに変わるんだよね。
男も女も。さなぎが蝶になるみたいに。
あるいは蛇が脱皮するように。
わたし、何人も見たもの、そういう人。