〜清澄白河〜銀座〜池袋〜

M砂ちゃんと都現代美術館に行ってみる。雨が降りだして
ちょっと残念だったけど。

えらいでかい建物で、びっくり。バブルの遺産?にしては、
好感持てるデザイン。
直径1.5Mくらいで20Mくらいの長さの黒い木材の棒が、
体育館ばりに広い展示室に横たわっていたのが、なかなか
面白かった。
その会場を振り返った時、横たわる丸太と、そのはるか後方に
坐ってる(見張りの?)お姉さん、という図がわたしには
「現代美術」だったね。

気持ちを盛り上げて作品を見ると、俄然わかるような気が
してきたけど、多分、錯覚?でも、こういうものは無心に
みるに限る。
時間切れで、カフェテリアとレストランと図書室に行けず、
心残り。また行きたい。

銀座に出て「ライオン」でビール。久々のM砂ちゃんの話は
おもしろくて、わたしの話なぞは小さく思え、ちとへこんだ。
しかも、美術館近くで食べた深川めしでお腹が膨れすぎ、
ビールが入らない。M砂ちゃんは、例の彼との待ちあわせに
まだ少し時間があるようで、どこかバーでも行こうと誘われた
けど、強烈な睡魔のため、脱落することに。

で、地下鉄に乗る。なんとなくお腹が心配になり、ミステリを
読みながらもまだお茶の水か、と思ったそのとき、隣りに
坐っていた某国の若きエリートビジネスマン(見た目)が
「なかなか疲れますね」と言った。電車で隣りの人に話し
かけられることはまずないから、ひえっ、とびっくり。で、
曖昧に
「え、ええ」と返事。そのまま終わることを祈ったけれど、
「何を読んでいますか?」
「お仕事は何ですか?」
「お疲れのようですね?」
などと、言いたい放題のご質問。池袋までそう長くないし、
友だちいないんかなと思うと無下にもできず、ほどほどの返事
をする。
わたし「日本語お上手ですね」
彼「一人前という言葉がありますが、まだまだ半人前です」
わたし「・・・」
彼「きょうはどちらにお出かけですか」
わたし「(余計なお世話)友だちに会いました」
彼「しかし、お若いですね」
わたし (絶句・・・って、たぶんキミの母親くらいの年だよ、
 わたしは。誰が教えた、こーゆー会話)
彼「どちらにお住まいですか」
わたし「それはまぁ・・・(お兄ちゃん、図に乗りすぎ)」
彼「いずれにしても、この電車でまた会えるかも知れませんね」
わたし「はぁ(銀座はテリトリーじゃないんだよ、ホッ)」

で、ようやく池袋。あ〜長かった。
これってさぁ、ナンパ?

連休さ中の日曜夜の地下鉄だよ。空いててさ、廻りにいた人たち
耳ダンボだったと思うよ。

でも、話しかけられた瞬間に、これ日記のネタになる!と
思ったのも事実。ヤレヤレ。