フランス装

朝、病院で尿検査。
先生が「少し様子をみましょうよ」とのことで、薬も出ず。
「運動、全然かまいませんよ、何でもやってください」だって。
気楽になり、街をぶらつく。ビデオ屋さんでイギリス映画
ひかりのまち」を借りる。
そのあとブックオフに行ったらインド系イギリス作家の
「停電の夜に」を発見。装丁が一目で気に入って。
パラパラと中を読むとおもしろそうだったので、
親友のお見舞いに持っていくことにして、購入。
家でその本をよく見たら、フランス装だった。
小口の不揃いなところが、好き。紙の手触り、印刷の具合も、
シビれた。

本を持って湯島の病院に。
彼女は3日前から歩けるようになっていて、手術当日の悲壮感
(わたしだけ)はもはやまったくない。ふ〜。よかった。
面会の終了時間の7時まで、ダラダラとおしゃべり。
この他愛のなさがうれしい。

帰宅後、テレビで映画「のど自慢」を見る。
制作中の話を、「週刊文春」の室井滋さんのエッセイで読んで
いたので、期待十分。
「あの鐘が鳴んなくてもいんか?」など、独特の群馬弁が
随所に見られて、ニヤニヤ。