長崎はよかとこばい

4日間のハウステンボス&長崎旅行が終わった。
連日いい天気。風はさわやか、朝昼はセミが鳴き、夜は秋の
虫が鳴き交わす。油断してたら、肩が真っ赤に焼けたっ!

日が長いのにもびっくり。7時でまだ明るかった。

夜、ハイラ・モンピエ&クバニスモというキューバサルサ
グループがライブをやっていて、これが抜群によかった!ダンサー
もすてきで興奮したよ。

夫の家族が大集合した今回の旅。高カロリーの食事と、疲れりゃ
ビール。やっとこ1キロやせたのに、たぶんもうリバウンド
してるなぁ。恐ろしくて、体重計に乗れず。
夫の両親、姉、弟、みんなよく食べ、よく飲んで、それは気持ち
よかった。それに引き替え、子どもたちは少食。う〜ん。
難しいお年頃なんだろうけど・・・。

1年前までハウステンボスで要職にいた友だちBちゃんに会った。
ハウステンボスに駆けつけてくれたんだよ。
わたしたち一行をうまく案内してくれて、嬉しかったなぁ。
彼は、ハウステンボスの年間パスを持っていた。
ハウステンボスは好きだけど会社は・・・って。
彼の複雑な気持ちが察せられて、しんみりした。

彼はわたしの前の会社の同僚で、親友の元夫でもあり。
10年ほど前、彼はハウステンボスに就職して間もなく、
イタリア駐在になった。わたしはそのおかげで、2回、ミラノ
の彼ら夫妻に会いに行った。ところが、彼はそのころのことを、
ほとんど憶えていなかった。たぶん、たいへんなストレスの
中で仕事に熱中していたのだろう。

2晩目の夜は、お部屋で酒盛り。
まずはビール。次いでワイン。そして、自家製いも焼酎が登場。
さすがにわたしは恐れをなし、「あとは純正ご家族でどうぞ」
とかいいながら、2階の部屋に退散。配偶者も含めてみいんな
九州人。関東人はなんだか分が悪い、なんてことも、ないけどさ。

2時半に目が覚めたとき、まだ夫はベッドにいなかった。

3日めのお昼に解散後、Bちゃんと待ち合わせ、有田ポーセレン
パークへ。有田焼のすばらしいコレクションを見たかったので。
ところが、バブル崩壊の影響が激しかったらしくかなりわびしい
感じになっていた。
かつてはドイツのお嬢さんのダンスパフォーマンスなどあり、独特の
華やぎがあったのに、今は・・・。

広大なお庭はにぎわっていたけれどそれは、「よさこい」の発表会
なのだった。「よさこい」のことはよく知らないけど昔の原宿の
竹の子みたいなものかと思って見ていたら、そのうちこれは、意外と
発展中の芸能かもしれない、と思い始めた。狂言も歌舞伎も、いろんな
プロセスで今の形になっているんだから、そのうち、「よさこい」も
プロが登場するかもしれない。

猫のナナオが心配で、4日間、心の底からの喜びはなかったなぁ。
毛が抜けてるんじゃあ、とか、わたしたちを忘れてるんじゃあ、とか。
世話を頼んでいたサイタくんは、3日間うちに通ってくれていて、
飢えの心配はしなかったけれど。

家に帰ったら、ナナオは、部屋の隅で目を光らせて縮こまっていて、
せつなかった。