海に向かって「バカヤロー!」

24日、恒例、江ノ島行き。今年はO係長とT村さんと
一緒。あまりいい天気ではないけれど、ときどき
薄日も射し、それなりだ。お決まりの富士見亭で和む。
1時過ぎから4時半まで、ビールのお供にお刺身や
しらすやおでんでおしゃべりおしゃべり。
いい機嫌のわたしたちは、下の岩場まで降り、海に向か
って「バカヤロー!」と叫んだよ。70年代のテレビ
ドラマみたいに。
な〜にやってるんだかな〜・・・
7時、新宿に帰りつき、解散と思いきや、係長
「もう一件行こう!」あ〜恐ろし。
センタービル51階で赤ワイン(なんと1本半!)と
チーズ。
10時、長い一日が終わる。
翌日は3人とも、二日酔いでした。
そりゃそうだ。

25日、会社は、いろんな事情により、あした休んでほしい
というので、なんだそりゃ?と思いながらも、了承。明日
26日は、急きょ休みになる。4連休だ。
夜、映画「エトワール」を観る。
パリ・オペラ座バレエ団のダンサーたちのドキュメンタリー。
5階級に分かれ構成されるバレエ団の頂点に立つのが
エトワール。厳しい競争社会の様子に、背筋が伸びる。

26日、気がかりだった洋画実習の第一課題に取り組む。
教材など届いて約1ヶ月。テキスト課目はさておき
とにかく、デッサンから始めようかなと。
よく読むと、F10号スケッチブックが必要。
近所の画材屋さんはまだ開いてない。文房具屋さん2件
廻ったけどF10号は大きすぎるのか、ない。結局池袋
まで出かけて行った。帰宅後3時から、気が付けば7時
まで描いていた。カルチャーのナカムラ先生の言葉
「どこで描くのを止めるか、これが一番難しいんだよ。
その一筆が余分で、台無しになることもあるからね」
もう止めようと何度も思い、その都度しっくり来ない部分を
発見してしまうので、なかなか終わりにできず、先生の
言葉を実感した。

それから買い物に行き、歩きながら例によっていろいろ
考える。道を間違えたのかとか、これでよかったのかとか
過去を振り返っては、後悔したり、精神的に弱いから
いろんなコトから逃げてきたのかもとか、まったく埒も
ないことばかりを。
いやだけど、沸き上がってくる暗い感情。

ふと、わたしに足りない視点があったのではないかなと
思った。

そう、それは「感謝」かな。なんか宗教っぽいかな?急に
いい人に?
いやいやまさか。
ここに存在させてもらって、ありがたいって、それだけ。
夫や家族、友人、知人、同僚、見知らぬ人々に。生き物に。
自然に。自然でないものに。

黄昏どき、買い物袋下げて、バス通りの歩道をとぼとぼ歩き
ながら、そんなこと考えていたよ。