庭は群馬。空は千葉。

28日午後、群馬の実家へ。
4時半に着くと、母は不在。自転車で病院まで薬を取り
に行ったとのメモがあった。
しばらく花盛りの庭を眺める。

一番奥は夏椿が2本。その左に蝋梅。手前に椿が大きな
花を咲かせている。最も右にはヒイラギ。所々埋められた
石にも、コケがつき、いい感じ。
手前にはモミジが2本。その間に、ガーベラやスズラン
が可憐に咲いている。28年経って、下草も豊かだ。

この庭の5月は、気の置けない友人を呼んで自慢げに
見せたい、そんな庭なの。

いつかそんな日が来たら、広縁に座卓を置いて、そうだな〜、
竹の子の煮付けでしょ、チーズの盛り合わせ&フォカッチャ
天然酵母の固パンでしょ、春キャベツと豚肉のスープ煮
でしょ、それから漬けマグロ、ベビーリーフのサラダ、それ
にビールと赤ワインとシャンパンよ。
なんだこのメニュー、はちゃめちゃ。この頃気に入ってる
ものを並べただけ。でも、絶対おいしい。
決めた!来年さっそく実行?

29日朝、母は早くから老人会とかに出かけてしまったので
「ヨーロッパ美術史」を読む。すると、「ポワオ〜ンンン・・
・」という音が聞こえた。あれれ、この音は、蒸気機関車
音だ。
急いで2階に上がって見ると、本当に蒸気機関車が走って
いた。信越線、下りだ。黒い煙が棚引いていたよ。8両
くらいも客車を引いている。
GWのイベントかぁ、知っていれば線路の側まで見に行った
のに。

2日夜、テレビで「あの人は今!」をみる。
中村晃子朱里エイコさんの迫力にびっくり。「虹色の湖」
は一緒に歌いました。

4日、M砂ちゃんと房総へ。なんの下調べもしないまま、特急
に乗り、館山まで。接続のJRバスで、白浜というところまで
行く。岩場の多い漁港のよう。
もう2時ちょっと前で、お昼にあぶれそうだったところを
大きなリゾートホテルがあり、レストランに滑り込む。
そのあと、岩場に座り、海を眺めたよ。大きなタンカーが
水平線を通り過ぎたり、ちょっと沖の岩に釣り人の姿が見え
るくらいで、GW中のわりには、人は少なく、長閑な海だった。

そこへ、5、6人の海好き一家がやってきて、子どもが岩場
をびょんびょんと飛び回るので、ハラハラする。
一家のお母さんも「見ていられない」と言ってどこかに行って
しまったよ。

その子どもが、「ウツボがいる!」というので、潮だまりを
覗くと、いたいた、アタマの大きな蛇みたいなヤツが。
一家は大騒ぎで、今夜のおかずだぁ、とかオヤジさんが息子
にハッパをかけるので、子どもは大騒ぎ。結局、岩陰に潜り
こんでしまい、おかずにはならなかったみたい。

一家にお別れを言い、わたしたちは海を後にし、帰途へ。
特急で、M砂ちゃんが眠ってしまったのでわたしは、外を見続
けた。千葉の空は広い。真っ赤な夕陽が落ちかけるころ、
三浦半島なのか、遠くにみえ、おもしろい。6時過ぎ、飛行機
が次々と羽田方向に向かう。その横に細い細い三日月。きれい。

海浜幕張あたりまでくると、巨大なマンションが林立する。
ディズニーランドの明るさ、その後、高速道路のジャンクショ
ンがかっこいい!道路上に並ぶライトが中空に浮かんでいる
ように見えて、近未来映画みたい。この辺り、何度見ても、
同じ感覚を覚える。かなり好きだ。ゼネコンの力、まざまざ、
って感じもあり。

5日は仕事。
出勤者、少ない。電話も少なく、のんびりムードだ。課長も
うちのK係長もいないし。
お昼、隣りのO係長とT村さんとでNSビルまで遠征。
最上階のレストラン。
窓際の席は好きだけど、都庁が間近に迫っているので、空は
狭い。空は千葉がいいです。

ふたりはしきりと、六本木に出来たビルを見たいと言って
いた。わたしは、はやりモノに飛びつくのはイヤという
へそ曲がりだ。
何かと法則の多い係長、きょうは「オンナは化粧しないと
みっともない!」という。
わたしはそういうの、ノーサンキュー。その人が快適なら、
それでいいんだい!