季節はずれの異動騒動

淡々とすぎるかと思ったら、いろいろあった1週間。
27日午後、郵便コーナーでO係長に会うと、小声で
囁いた。
「M野ちゃん、異動だよっ」
ひえっ!再三再四、異動のウワサがでていたM野ちゃん
ついに、本社中枢に呼ばれた模様だ。
わたしとしては、M野ちゃんの仕事を誰が引き継ぐのか
が、心配。
情報源によれば、本社から下ってくる人がいるとのこと。

自分の席に戻るとまもなく、向かいのカトウさんが、
手招き。彼女は別ルートで同じ情報を入手したとか。
こんな話の伝わるのは、笑っちゃうほど早い!カトウさん
てば、「言わないでねって言われたけど、言っちゃう
もん!」だって。おいおい。

28日、お休み。
通信大学の第二課題を描き始める。
豊島園に温泉施設ができるとかで、平日会員を募集して
いるというので、出かけて行った。こういうことにマメな
自分がおかしい。かわいい手ぬぐいとハーブをもらう。
帰りは歩き。

29日、M野ちゃん異動の話は誰の口からも出ない。
わたしは、O係長情報とはいえ、若干不安が募ってきた。
まさかガセ?カトウさんに意見を聞くと、彼女も情報源
には120%の信頼を寄せているという。

退社後、T村さんに誘われ、クラシックのコンサートへ。
チャイコフスキー「悲愴」など。T村さんの飲み友だちが
所属しているブラスバンドの演奏会で、チケットはもらった
というので、軽い気持ちで出かけていった。

記憶をさかのぼっても、クラシックのコンサートはあんまり
経験してないわたし。バレエではオーケストラピットだし。
なにしろ、指揮者のパフォーマンスがおもしろくて、目は
そればっかり見ていた。足のふんばり、手の振り、なんだか
格闘技っぽい。
「悲愴」第二、第三楽章は特によかった。知らず知らずの
うちに、音に集中していた。終わって、大拍手。満ち足りた
気持ちが、ホール中にあふれていたよ。アンコールの
ハンガリー狂詩曲」も爽快だった。気持ちが晴れ晴れした
よ。やっぱり芸術はいいなぁ。

30日、朝礼時、M野さん異動の発表があった。6月1日付け
ということで、人事回報が出るまで社員の皆さんは、K係長を
始め、パートたちにはひた隠しに隠していたみたい。
バカみたい。とっくに知ってた、てのっ。パートは仲間じゃ
ないってこと?
この会社のこの体質がもっともキライだ。

こういうことがあると毎度毎度同じ反応をしてしまう。少し
も成長してない?そんなものさと思うことが、なかなかでき
ない・・・。

気が付けば、早6月だよ〜。
きょうのデッサン教室は、モデルさん登場。若いヨーロッパ
系の美女。アタマが小さく、全然うまく描けず、がっくり。