「夏祭浪速鑑(なつまつりなにわかがみ)」

でハイタッチ

きのう、コクーン歌舞伎を観にいった!
今までみた歌舞伎の中で一番おもしろかった。
粋な夏祭りを思わせる演出で、ロビーから楽しませ、開演前の
劇場(小屋?)でも役者さんたちが練り歩いて場を盛り上げる。
始まれば、花道どころか通路まで使って沸かせる!

演出小道具最高!もう、最後なんかみ〜んな大興奮。西部警察
風あり、唐十郎風あり、シェイクスピア風あり、「読売」の劇評の
ことばを借りれば、「俺たちに明日はない」風もあり。

勘九郎、大好き!橋の助さんも、数年前みたときより、ぜ〜ん
ぜんかっこいいじゃ〜んん!あ、それと、NHKや舞台の「さくら」
で教頭先生をやってた笹野高史さんが、イヤなイヤなオヤジ役。
泥水につかって、大奮闘。すごい役者さんだった。

しかも、終演後、扇雀さん獅童さん、その他の人たちが、通路
まで出てきて練り歩く大サービス。(さすがに勘九郎さん橋の助
さんは来なかった)そのあたりの観客たちは、通路に殺到。
わたしは、扇雀さんとハイタッチ!初めてだ〜、く〜。彼の手
意外と固かったっす。

日本に生まれ育ったら、五感でわかる心憎い演出にしびれた。
バレエもパフォーマンスも大好きだけど、歌舞伎はな〜、もう、
別格だわ。帰途についたとき、喉からから、汗びっしょり。
すかっとした。ビールがおいしかった。日記を書かなかったこの
数日、もちろんいろんなことがあってストレスばりばりだったけど、
「非日常」を堪能して、いい気分。
役者って、いい仕事だなぁ。