カビキラーと「ナウシカ」

きのう夜、別ルートで帰宅。電車の斜め向かいに座った
ヒト、前の会社の同僚のオオタニさんだった、と思う。
時々消息が気になっていたので、彼女と目が合えば
絶対、再会を喜べると思ったんだけれど、彼女はわたしを
一瞥もしない。
わたしは、彼女かどうかしばらく観察。怪しいヒトだったかも。
それともわたしが変わりすぎてて、わからなかったのかな?
けさ、M砂ちゃんにメールすると、
「わたしなら、絶対話しかけた」って返事が。
ね〜、でもなんか、それができない、奇妙なオーラを発散
していたのだよ、彼女は。

ちょっと遡りますが・・・
25日の日中のこと。週末、来客があるので、小汚い部屋が
さすがに恥ずかしく、大掃除をすることに。たまたま夫もお休み
で、ラッキー。

わたしはとりあえずお風呂を担当したけど、バスマジックリンじゃ、
ちっともさっぱりしない。長年のカビが全体を覆っているんだね。
すると夫が、「カビキラー買ってくる」と言い出した。
外は、いっそ気持ちがいいくらいの大雨が降っているのに、
ものともせず出かけて行き、掃除用品をいろいろ買って帰ってきた、
ずぶ濡れで。
そして彼は早速、お風呂へ。

トイレ掃除に奮闘していると、汗だくで夫が出てきて
「カビキラー、やばいよ、落ちすぎる。CMのまんま」と言う。
彼は嗅覚が弱いので心配になって、
「もういいよ」と声をかけるけど、きっとカビキラーに取り憑か
れたんだろう、シュッシュッとカビキラーを盛大に使っている
気配が全然終わらない。

わたしは、「風の谷のナウシカ」を思い出したよ。
彼女の子どもの頃の思い出で、虫のオウムに夢中な彼女に
大人たちが囁くことばさ。
「かわいそうに、この子は虫に取り憑かれてしまった・・・」
あ〜、もちろんぜんぜん関係ないんだけどね〜、「取り憑かれ」
つながりなだけ。
汚いのがキレイになるのって、はまるからね。
でもなんか、ちょっとおもしろかったな〜。