「ルドルフとイッパイアッテナ」

13日朝、あわただしく実家へ。
大阪の妹一家は9日に来ていた。
甥はまた背が伸びた。彼は、わたしたち三姉妹の子どもの
頃の話が大好き。変わった子だ。

新盆。
父の友人たちが数人みえた。

14日、7時半に目が覚める。夕べの深酒がきいてる。
祭壇をつくった部屋に寝ていたので、あわてて起きて
片づけ、祭壇にろうそくを灯したとたん、チャイムが鳴った。
お隣りのおじさんだった。危ない危ない。
それからお客さまが次々。
10時前におはぎをつくっている途中で、父のおばたち、
ほぼ同時に母方の叔母たちも。

お茶やおはぎやお菓子や、お昼をどうするとかなんとか、
ちょっとした台所パニックに。
でもそこは叔母たちのこと、お客さんからスタッフへと変わり、
大活躍だった。
わたしや妹はみているだけ。
そのうち、藤岡の妹一家も総勢5名でやってきた。

一日中、激しい雨。家の前の川が増水してる。
庭は木々や雑草がうっそうとしてしまって、端まで行くのは
難しそうだったので、家の外に出て、川の測道まで行ってみた。

すると、茶色く濁り、勢いよく流れる水面すれすれの所を、
たくさんの鳥が、激しくとびかっている!
小さくて、全体は黒。背中の中心がきれいな紫。尾の先端
が白い。お腹も白い。

100羽近くいるみたいだった。そのあわただしい動きが
おもしろくて、しばらく眺めた。

鳥の名前はわからない。

ルドルフとイッパイアッテナ」を読む。こういう言葉の
並びのセンスが好き。
前から気になっていたので、満足。
イラストも好き。

15日、いったん東京へ戻っていた夫が朝早く来。
みんなで朝ご飯を食べ終わったのが、8時半かな。
いつお坊さんが見えるかわからないので、あわただしく
支度を始めたのが9時前。

チャイムが鳴った。
母とわたしは二階でまだスカートはいてない。義弟と甥は
シャワー。夫はスーツに着替えたものの、ネクタイとベルトが
まだだ。妹だけが、玄関へ。
わたしはすっぴんで、歯も磨いていなかったが、とにかく
ばたばたと支度を済ませる。階下からは、早くも読経の声が
聞こえるっ!
座敷へ行き、母と夫の間にさっと座った。

と、ものの5分ほどで、読経も終了。早っ!
義弟がそつなく用意したお茶を差し上げる。お布施も。

簡単な挨拶のあと、お坊さんは、さっと帰っていった。
全行程15分か?!

ちょっとの間の沈黙のあと、みんな大爆笑。
母などは、突っ伏して笑っていた。しかもわたしに
「おまえ、せっかくロングスカートはいたのに、あっという間に
終わったね〜、ぷぷぷ」
だって。