びっくり!

お盆で実家。15日は去年と同じく、妙に涼しい。
16日、母とふたりでお墓に送りに行く。
その帰り、近所のおそば屋さんに入った。近所だけど
初めて。

がらりと戸を開けると、そこはお店というよりは、人の家の
土間だった。
おかみさんがひとりで、2時間ドラマを見ていた。
テレビの周りにはカラオケの機材。はじの方にはバイクが
置いてあって、まるで物置。3台あるテーブルの上は、わたしの
家のように、新聞や雑誌が山積み。

出てくるわけにもいかず、「天もり」を頼む。650円て、安いし。
おそばはさすがに大釜で茹でている様子が、カウンターの背後の
厨房から見える。でも天ぷらを揚げる気配はなく、「チン!」する
音が聞こえたりして。

けっこう待たされたそれは、意外にも、なかなかおいしかった。

お会計してもらおうと、メニュー表のとおりに二人前1300円を用意
しておかみさんの所に行くと、「1440円」と言う。
「へ?」と思ったけど、消費税かいなと思うわたしは、甘い。
「あ、天ざるにしたんだ!でもおいしかったから、よかった」
と言うではないか。彼女の中では完結していた。

唖然。むっとしたが、母の手前、こらえて帰ってきた。
勝手に注文を変えて、そのまま請求するとは、すごい。

もの悲しいやら、たくましさに感心するやら。
やっぱりこの辺りで生活するのは、ストレスが溜まりそうだと
つくづく思った。

少し遡るけれど、びっくりすることが起きた。
12日の夜、残業して帰ろうとしているところに、ほとんど話した
こともない部門長に呼ばれた。
なんと、社員登用試験の候補者にノミネートされたと言う!
パートから社員への登用試験は毎年あったけれど、今回初めて、
年齢制限をはずしたとか。もしも受かったら、必ず転居が伴うの
だとか。

この会社を好きになってみようかな、なんて思っていたら、こんな
展開になったので、おもしろいなぁ、と思った。

難しそうな試験を何回も受けるし、万が一受かっても、そりゃ〜
大変だろうけど、でも、こんな機会はまずないと思うので、受けて
みるつもり。
落ちたからって、失うものはなにもなし!