11月3日

朝は曇っていたけど、晴れてきた。気温も上がって、11月とは
思えない小春日和。そしたら急に、大昔の11月3日のことを
思い出した。大学の寮にいたころ、仲よしだった友だちと
ふたりで鎌倉に行ったのだ。

胸がすかっとするようないいお天気で、江の電に乗ったっけ。
甦るのは、由比ケ浜に行くと、無性に楽しくなって(箸が転げ
ても、というあれだ)お気に入りのブーツをはいていたのに、
波打ち際で、大はしゃぎしたのだ。
すると、裸足にTシャツという軽装でひざまで海に入っていた
外国人のおじ様が、「皮がダメになるよ」というようなことを、
笑顔で言ったのだった。

夕方、もうその日が終わるのが寂しかったのも思い出す。

もっと昔の11月3日、浅間降ろしの風吹く小さな街に住んで
いて、寒くて炬燵で丸くなっていた記憶もある。

今急に、あの時一緒だった友だちにあの日を憶えているか
電話してみたい衝動に駆られてる。

26日、「劇団☆新感線」公演「髑髏城の七人」をみにいった。
今回は4列目で花道のすぐ脇。主演は、市川染五郎
池内博之くんかっこいい〜。「人間の証明」つながりか、わたし
のすぐ後ろの席に竹之内豊がきていた!
染様はもちろんステキ。特に、花道での身のこなしは、さすがに
歌舞伎者。だけど捨之助役は、わたしは古田新太のほうが好き。

いつも通りのギャグに大爆笑。今までで一番笑ったかも。
カンテツ役の三宅さん、また見たい。
最後、天魔王の仮面と一輪のランにスポットが当たり、(ちょっと
ナウシカ」)七人がスモークの中、舞台奥に去ってゆくところは、
かっこよさに泣けた。

会社で新感線をみに行ったと話したら、スミムラさんは2回行った!
というし、千秋楽に行ったという人もいた。なんだか悔しい。