バリウムは重かった

月曜日から会社で健康診断が始まった。
わたしは火曜日に受診、2年ぶりにバリウムを飲んだ。

水曜日のお昼のあと、それが下から出た。
やれやれよかった、とざ〜っと水に流したはずが、
ぎょぎょ!流れてない!

ずいぶん重いのか粘着性なのか、それから15分もトイレに
立てこもり、水がもったいないと思いながらも、20回くらい
流し続け。でもでも、少し奥の方に移動はしたけど、確かに
はっきりとそこにあるのだ・・・

仕事もあるし、いつまでもここで戦っているわけにもいかない。
ついにあきらめ、外の様子に耳をこらし、人の気配がなくなって
から、逃げるようにトイレを出た。

それから数時間は、そのことが気になって気になって。
誰かがわたしの噂をしてないかとか、トイレが溢れて水びたしに
なっちゃいないかとか。
夕方、恐る恐る同じトイレに行った。
見事に跡形もなく、溢れもせず、壊れてもいなかった。ほっ・・・。
「犯人は必ず現場に戻る」。

さらに翌日、各階のトイレ入り口に「バリウムを飲んだ人は水を
多めに流してください」と張り紙がしてあった。
どうやら事件は同時多発し、犯人は多数だったらしい。(^。^;)