トパーズ号出港

横浜港に出かけて行き、ピースボートの船、トパーズ号の出港
を見物。

10時半すぎ、大さん橋に着く。大勢の見送りで、送迎デッキは
すでにごった返していたよ。もう、乗船は完全に終わっていたよう
で飛行機ならタラップ?が、もう、船に収納されるところだった。

船のデッキに鈴なりの人々の中から、M砂ちゃんを見つけようと
するけれど、ぜんぜん見つからない。携帯にかけてみるけれど
全然つながらない。

場所を少し高い場所に変えると、ようやくメールと携帯が
つながって、あ〜いたいた!そして彼女もわたしを認識。

でも、双眼鏡がなければ、絶対探せなかったと思う。よっぽど
派手な服を着るとかね。ウサギのカチューシャの人や、名前入り
のうちわとか、すごく目立っていたもの。

船のデッキの人をよく見ると、年代はかなりばらけている様子。
男女比は若干女性が多いような感じ。

11時半にイベントが始まり、関係者の挨拶などのあと、陽気
な音楽が流れる中、双方から紙テープがじゃんじゃん投げら
れた。
でも風も強いしあんまり届かないものらしく、びっしりというわけ
にはいかないみたい。

MCによれば、参加者約1000人、最高齢は90歳とか。
出港直前、その女性がステージ上に立ち、「みなさん、選挙に
行ってくださ〜い」と挨拶した。「家族やみなさんのおかげ
で旅立てます!ありがとう〜」と挨拶した女の子、孫の名前
を呼んだ女性もいた。

ステージは、送る側にもあり、次々と送る人が行く人に絶叫。
「○○ちゃん、次はわたしが行きま〜す!」
「じ〜じ、ば〜ば、元気で行ってきてくださ〜い!」
「○○先輩、大好きです!」「わたしを忘れないで〜」
熱い、アツイ!双眼鏡で見ると、船上では、感極まった様子の人、
切ない表情の人が何人もいる。
その気持ちはわたしにも伝染して、思わず涙腺がゆるむ。

見送り人の若者たちは、OBOGがけっこういたみたい。無国籍
な服装の女子が、「久しぶり〜!」と言いながらハグ。そんな子
たちが何人もいた。独特。

12時、絵に描いたように、ボ〜〜ッと汽笛が鳴ると、船は出港
した。
なかなかゆっくりなので、見送りの群衆は、小走りに、送迎デッキ
の先端まで移動、絶叫したり、手を振ったり!どこかの大学の旗を
振り回す半裸の若い男たち。携帯で、船上の人と入れ替わり話し
続ける中年の団体もいた。

12時半、とうとう船は向きを変えた。

14時半までに会社に行かなければならなかったから、やむなく
そこで引き上げたけれど、もっともっと見ていたかったな。
海、船、そして空。いいね、独特のロマン。
船が意外とゆっくりでなかなか去らないのも、余韻があって
いい。

会社に着いてよく見たら、右腕がすごい日焼けしていた。

いったいどんな経験、冒険がM砂ちゃんを待っているんだろう?!

今頃は、神戸港。そして、いよいよ、ベトナムに向かう
んだよ。