捨てられない人間

会社の近くのコヒガンザグラが満開だ。
モクレンも開き始めているし、あちこちの家の庭が華やかになり
始めている。
Tシャツで外を歩ける日が楽しみでたまらない。
今年の冬は長過ぎた。

来週、妹の子どもたちが我が家に来ることになっている。
彼らの寝場所を確保するため、物置のようになっている北側の部屋
の掃除を始めた。

特大ビニール袋にまず10袋のゴミがでた。雑誌300冊を売った。
それでも、まだまだ寝られる状態にはなっていない。

よくもまぁ、ここまで溜め込んだもんだよ、ゴミ。
世の中「捨てる」ことは礼賛されているし、捨てられない人間は、
仕事もできない感じだ。我が家はふたりとも、「捨てられない人間」。
トホホ。

部屋の奥底に鎮座していた引き出しを物色したら、1月のインフル
エンザの時、みつからなかった体温計が出てきた。2本も。
病院のカードも出てきた。あ〜、このカードのために1,000円
払ったっけ。筆記具に至っては、店が開けるくらい出てきた。
手紙の類も、捨てられないモノたちの代表。15年前に大枚はたいて
2回しか着なかったワンピースは、カビだらけの虫喰いだった。
その部屋のカーテンを洗って、洗濯機から出したら、ボロボロだった。
劣化。

昨日のWBCの世界一は、本当にスカッとした。夕べは、夜更かし
していろんな局のスポーツニュースを見まくった。
ここ数年は、野球にはあんまり興味を持っていなかったけれど、
新しい選手を知って、今年は新鮮な気持ちでプロ野球を見ようかなと
思う。
それと、イチロー選手。今まで報道されてきた寡黙な武士のような
イメージとは違う熱血ぶり。しかも有言実行だし。彼には本当に
感心した。