スクーリングの後

スクーリング後はなにか一息ついてしまい、大学関係
の勉強には手がつかない。

久しぶりにレンタルビデオを3本借りた。
フランス映画「月曜日に乾杯」は、まぁまぁ。
リチャード・ギアの「シャル・ウイ・ダンス?」は周防
さんのオリジナルをそれこそ何十回も見てるので、
リメイクってこういうことなのかと思うような、同じ設定
の場面が何カ所もあった。 
「ターミナル」は、映画ってこういう作り方もあったん
だな、ってすごく愉快に見ていたけど、最後のオチが、
物足りなかった。ベニー・ゴルソンはわたしもよく聴いて
いた時期があって親近感はあったけれども。

それより、この二作に共通して出ていた人がいたことにすい
興味を覚えた。
「シャル〜」のリンク(周防版では竹中直人がやった役)
と、「ターミナル」の保護局長代理のディクソンだかジャク
ソンだかは同じ人が演じていたと思う。
調べたら、Stanley Tucciという人。

こういう発見が、映画の楽しみ。

大学の方の話も少ししたい。
先日のスクーリングの担当が、テキスト課題「風景」に
再提出をつけてくれたI先生だったことは前回書いた。
その4日目に「(再提出作品を)昨日見たよ」と声を
かけられた。

担当の5人の先生たちで合評をしたらしい。
「前より全然よかったよ。もっとよくなってほしいから
僕は再提出にするんだよ。僕が担当してから再提出が
増えてクレームも増えたから、上から怒られたけど、
あとの面倒は僕が見ますから、って部長に弁解したら、
そんな面倒見ないでよろしいって言われちゃった」
と言うのだった。 
こんな不器用な人は、それなりに好ましい。

スクーリングを終えて数日して、作品が戻ってきた。
B評価だった。「鏡面」は再提出でもCだったので、Bは
嬉しかった。風景を描くことにも楽しみを見いだした
ように思った。

I先生は、公募展がお嫌いらしい。わたしは、公募展
なるものを知らないのでそれが何を意味するのかは、
きっとこれから知ることになるんだろう。
その、公募展の常連のような人がこの大学に入学して
きていて、教員としては当惑している、と言うのだ。
どうやら、「大学」が求めるのは公募展の匂いのついて
いない絵らしい。

けれども、わたしの大学の友人たち(うまい人たちです)
は、まずは公募展に入選して名前を売る、それが当面
の目標だと言っている。
大学でも別の先生は、公募展の選ぶ方のメンバーだったり
する。
どの世界もいろいろあるけど、芸術の世界もまた。

例のフランス語の結果も届いた。なんとA評価だった。
この文字を見たのは何年ぶり?
すでにかなり忘れてますけどね〜、憶えているのは
90=キャトルバンディー、
東京に住んでます=ジャビタトキオだけ。