やっと楽になった

昨日、やっとチームは解散した。
解散が近づくにつれて、心が軽くなってくるのがわかった。

おととい、久しぶりに料理を伸び伸びと作った。
それでもお弁当まで気が回らなかったけど。

心が縮まって、身体も縮まって、堅くなっていたと思う。

今思うと、音楽を聴いてみたりしても、少しは気が休まった
かもしれない。
でも、それにさえ気づかなかった。

50年も生きてきて、こんな経験が初めてだったのは、いかに
のほほんと暮らしてきたかということだ。強い人間になる
訓練をひとつもしてこなかった。
それはそれで幸せなことだったなぁ。

体重は2キロも減ったけど、早くも、戻り始めている。
それも、よかった。ご飯やお肉をモリモリ食べられるのも
心と身体のバランスが合ってこそ、だったんだね。

数日前、面談があり、社歴が長いんだから、もっと頑張って
もらわないと、と言われた。
正直、もうしばらくわたしのことは放っておいてほしかった。
鬼軍曹はそんなに甘くなかった。馬車馬ほどでなくても、
コマネズミくらいには働かせるつもりか。

ところで、8日から3日間、先月のスクーリングの続きが
あった。
この時期の京都スクーリングは初めて。
なんといっても日が長いのがいい。
最終日の合評会で、ちょっとした波乱があった。
とても上手なYさんの作品に対して、I先生が「きれいにまとめ
過ぎないように」と言うと、「わたしの美意識さえも否定すると
いうことですか?」と噛み付いたのだ。
場の空気は一変。言い募るYさんに、先生は精一杯、誠実に
応対したと思う。

ここでは、巧くて出来上がってしまっている人ほど、苦労する。
今までしてきたことはなんだったのか、これからどうしたら
いいのかわからない、ということになってしまうから。